Excelデータの正規化 覚えてほしいExcelの使い方

文書としてはキレイだか、オヤジからしたら残念なExcelになってる人いますね~。

Excelの正規化って?

<事例>

次の表をご覧ください。

見た目は当たり障りない表でしょう。

Excel表

ところが、オヤジから言わせてもらえれば、Excelとしては大変残念な結果になってしまっています。

どこが!って怒られそうですね。




Excelはワープロとは違うんです。

<理由>

店舗別売上をまとめた表ですが、自分または他人の誰かが2次加工する配慮が全くありません。

急に商品別の集計表がほしいと言われたらどうしますか?

また1から作り直しですか?

Excelで作成する際にダメな点は以下の赤枠になります。

ワープロ文書なら普通の書き方ですかね。

Excel表

Excelを最大限に活用するには正規化なんです。

せっかく集めたデータを色々な集計方法で多様な見せ方ができるのが、Excelの利点です。

以下は、データの正規化の一例です。

Excel表

なんの工夫も無い表になってしまいましたね!!

このデータの集まりにすることが、正規化です。

難しい言い方をすれば、Excelデータの1行はデータベースの1レコードに相当します。




正規化するメリット  Excelのフィルタ検索

1.正規化されたデータはフィルター機能「並び替えとフィルター」→「フィルター(F)」でデータの抽出ができます。

Excel表

2.フィルターを選択すると項目名の脇に[▼]ボタンが表示されます。

Excel表

3.商品項目の[▼]ボタンを押すと、以下のような選択画面が表示されます。

Excel表

4.商品項目欄でA商品のみを選択して[OK]をクリック。

Excel表

5.A商品の売上だけが抽出されました。

Excel表

合計欄を表示する

先ほどの正規化されたExcelデータの表に合計欄を作成して見ます。

Excel表

今度はフィルター機能で、店舗名を「東京店」で抽出してみます。

Excel表

「東京店」で抽出できました。

Excel表

更に、合計欄は「東京店」のみの合計になっています。

フィルター検索後の抽出した表を保存する。

この抽出された表をドラッグにより「範囲指定」して「コピー」、Excelシートの空き部分に「貼り付け」すればA商品だけの表ができあがります。

Excel表



<まとめ>

Excelデータを作成するときには正規化してください。データの量が多くなればなるほど便利さが伝わると思います。