MS-DOS はじめてのパソコンとプログラミング言語

NEC社製のPC9800シリーズ

1980年代に入ってパソコンが普及し始めたのですが、はじめて購入したパソコンは、NEC社製のPC9800シリーズでした。

OSはマイクロソフト社の「MS-DOS」

前年にNEC社からPC8800シリーズが発売されていましたが、ゲーム機色を強く感じたので買い控えた記憶がありますね。

なんと、最初に買ったパソコンの記憶媒体は5インチのフロッピーディスクが使えるドライブが2個のみ。

片方のドライブでプログラムを起動し、もう片方のドライブにデータを記憶させる使い方だった。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: floppy-disk-989x1024.png

何かのソフトウェアを作成するには1枚のフロッピーディスク(1メガバイト)内で動作させる必要があり、大きいサイズのプログラムはご法度でした。

プログラム容量削減のため、日付を記憶させるなら6桁が当たり前だった時代。

後々、2000年問題に発展するんですけど。

■ハードディスク搭載

ハードディスクのような記憶媒体を搭載したパソコンは、もう少し後で発売されましたが、

ハードディスク10メガバイト搭載!

今なら考えられませんね。

スマホでなんでも記録もできますからね。

今はスマホの写真1枚が10メガバイトを超えちゃってませんか~。

■ソフトウェア

また、当時は市販されているソフトウェアが表計算ソフトかワープロソフトが主流で、

オヤジが経験しているのは

表計算ソフトなら、

マイクロソフト社の「MULTIPLAN」

ロータスソフトウェア社の「LOTUS1・2・3」

ワープロソフトなら、

ジャストシステム社の「一太郎」

※当時はまだまだワープロ専用機が根強い人気でした。

小規模なら、フロッピーディスクに作成したデータファイルを読み書きするほうが多かったですかね。

当時は日本のメーカー同士のソフトウェアの互換性が無く、パソコンメーカーに合わせてソフトウェアを購入する必要もあった時代です。

■コマンドライン操作

Windows以前のパソコンでは、「コマンドライン」からの操作が必須でした。現時点のWindowsでも「コマンドプロンプト」として、別なソフトウェアとして機能が残ってますね。

※初期のWindowsはMS-DOS上で動作していたから、OSとしてMS-DOSが必須でした。

現在でも

  • PING
  • IPCONFIG

などは「コマンドプロンプト」から使われているのではないでしょうか。

MS-DOSではフォルダの作成や、ファイルの作成・削除も「コマンドライン」から操作してました。

フロッピーディスクや記録媒体の初期化(フォーマット)も「コマンドライン」からでしたね。

>CD¥↩️ 
    チェンジディレクトリ

>MD ABC↩️ 

    メイクディレクトリ

>FORMAT A: /S↩️ 

    フォーマット

当時のユーザの殆どは、ワープロソフトや表計算ソフトのメニューからファイル削除や初期化等を実行していて

当時、パソコンを使用していたけど、

「コマンドライン」なんて知らないって方も居ると思いますが、

「¥>」マークなどは記憶にあるのではないでしょうか?

当時経験したプログラミング言語

1990年代前半、Windows95が発売される少し前までの記憶を辿ってみたいと思います。

COBOLに始まり、オヤジにはとても懐かしい記憶です。少しお付き合いください。

FORTRAN

COBOLに触れプログラミングの面白さを知り、FORTRANを興味津々で挑戦。

アセンブラ

1980年代、次に挑戦したのはアセンブリ言語。

当時はアセンブリ言語やプログラムのことをまとめて「アセンブラ」と呼んでいた記憶があります。

機械語(またはマシン語)はコンピュータが理解できる2進数の羅列。

アセンブラはその機械語の命令に個々対応した言語。

低水準言語に分類。

レジストリやメモリを参照してのプログラミングで、今考えると実に細かい作業でした。

命令語は

  • PUSH
  • POP
  • MOVE
  • ADD

など

N88BASIC

1980年代にNEC社製のPC9800シリーズを購入したら、N88BASICの5インチフロッピーディスクが同梱されてました。

NEC社とMicrosoft社で開発されたBASIC言語のようですが、NEC社製のPC9800シリーズに同梱されていたため、初めてプログラミングをN88BASICで体験された方も多かったと思います。

命令語なども簡単な記述でプログラムが作成でき、オリジナルなゲームプログラムに挑戦された方もいたのではないでしょうか。

命令語は

  • RUN
  • SET
  • DATA
  • INPUT
  • STOP

など

C言語(C、C++)

プログラミングを経験された方で知らない人はいないであろう、汎用プログラミング言語ですね。

1980年代、オヤジはC言語(C、C++)に初めて触れ、大変興味を持って勉強したのを覚えています。

以降、C言語とは長い付き合いになります。

VisualBASIC

1980年代後半、Microsoft社からWindows1.0が発売されました。

当時、MS-DOS上でシングルスタスク(OS/2上ならマルチタスク)で動作する、ウィンドウを表示させるソフトウェアに絡んでいたので、Microsoft社からWindows1.0が発売された時は驚きました。

1990年代に入り、Windows3.1の普及が爆発的で、Windowsアプリケーションを作成するためにVisualBASICを始めた記憶です。

続きは後ほど