Excelの簡単なエラー対策 #DIV/0!を放置しない

Excelが苦手な方は、エラーが表示されていることも理解してない



<事例>

「#DIV/0!」のエラー放置している人を多く見かけます。

ご自身はちゃんと数式を入力しているのですが、表示はエラーになっています。

「悪いのはExcelのほうだ~。」と思っているかは定かではありませんが・・・。

Excel表

理由はどうあれ、エラー放置したままだと、格好悪いですよね。


<検証>

セルの内容を見てみよう。

Excel表

セルE3には「=C3/D3」と入力されています。
前年対比と求めるには、「東京店」の「2020年の売上」÷「2019年の売上」で正しい数式ですね。

正しい数式を入力しているはずの「福岡店」の前年対比が「#DIV/0!」のエラーが表示されています。

Excel表

#DIV/0!

数式や関数で、除算する際に除数にゼロまたは空白セルを指定している。




#DIV/0!エラー IFERROR関数で簡単に回避できます。

<対策>

検証したセルに入力した数式「2020年の売上」÷「2019年の売上」は、除数がゼロになる可能性を考慮していないことが原因です。

「もしも除数がゼロになってエラーになったら、ゼロと表示して」との願いを、IFERROR関数で設定します。

IFERROR( 計算式 ,0 ) ・・・・計算式がエラーなら0と表示

Excel表

#DIV/0!エラーのセルが「0%」と表示されましたね。


<対策>

#DIV/0!エラーになっていないセルもIFERROR関数を設定することを忘れないでください。

Excel表

■IFERROR関数の引数の意味

Excel表



#DIV/0!エラー IF関数+ISERROR関数で回避

IF ( ISERROR(計算式),0 ,計算式 )・・・計算式がエラーなら0を表示、エラーで無かったら計算式の結果を表示。

Excel表

IF関数はExcelを使用する上で必要な関数です。別の投稿で詳しくご説明します。


<まとめ>

エラーは放置せずに、エラーが発生しない数式に工夫しましょう。