情報リテラシー講座!情報処理用語(IT用語)や情報処理技術を簡単に解説します。日常生活に於いて大変重要な通信インフラが通信障害となった時、何ができるか。
通信障害発生
以前の投稿で書きましたが、オヤジの携帯電話の利用歴は30数年と長く、利用開始当時はNTTドコモ社も設立される前で、日本電信電話株式会社がレンタルしている時代でした。
当時は通信可能エリアも狭く、携帯電話を1台レンタルするのに、保証金が20万円必要な時代でした。因みに、月額の基本料金は2万円超で、通話料は1分100円だったと記憶しています。
そんな時代から携帯電話を利用していて、今回の通信障害で、久しぶりに公衆電話を利用したことを投稿します。
通信障害って?
オヤジも今回の通信障害について、投稿日時点で報道されている範囲でしか分かりませんが、通信機器を更新する際にトラブルが発生したことが原因と報道で知りました。
古い通信機器等は、いつかは新しい機器に更新する時期が来ますし、脆弱性などの問題もあり、平時でも頻繁に更新されているのではと推測します。
オヤジも仕事柄、ルータやファイアウォールなどのネットワーク機器や通信機器を入れ替えしたりしています。
作業予定時間内で完了させるのに、最も注意しているのは、機器の設定ミスで通信を止めないことでしょうか。
オヤジが携わる小規模なネットワークでも、トラブルが発生したら元の機器に戻すとか、バックアップ回線を用意したりと、とても気を遣う作業です。
今回のような、日本全国に影響がある大規模なネットワークでは、事前準備や設定確認、接続テストを何度も実施されていると思いますが、トラブルになってしまいましたね。。
設定情報などの人的ミスが原因かは不明ですが、通信量も膨大なデータでしょうから、完全に全てを止めることはできないルールの中で、復旧の対応が簡単ではなかったってことでしょうか。
報道によると、気象情報が更新できない、銀行のATMが利用できない等、社会基盤である通信インフラが停滞すると、日本中が大変なことになってしまいましたね。
出張先でスマホの通話が使用できない
オヤジも今回の通信障害か発生したキャリアのユーザで、数年前に他社から変更しました。
通信障害発生から3日目の月曜日、オヤジは東北地方に出張したのですが、スマホで通話ができない状態が続いていました。
オンラインで電車のチケットの購入などは無事にできましたが、出張先で電話が繋がらず困り果てていました。
ネットワーク通信は復旧していたので、LINE通話などのネットワーク通話機能は利用できたのでしょうが、連絡先と友達登録している訳でもなく、諦めるしかありませんでした。
公衆電話探しました
公衆電話から電話しようとして、公衆電話を探しましたが、携帯電話の著しい普及により、公衆電話の撤去が加速し、身の回りでも見かけることも少なくなってしまいました。
携帯電話をひとり1台保有したら、公衆電話の利用者は少ないので、撤去も仕方ないことかも知れませんね。
オヤジ、近くの駅まで歩いて、やっと電話ボックスを見つけることができました。
しかし、近くの駅と言っても、東北地方の1駅区間の距離は、東京都内の1駅とは歩いた距離は相当違います。
久しぶりの公衆電話
オヤジと同世代の方しか分からないかも知れませんが、オヤジが若かった頃は公衆電話ボックスに並んで順番待ちしていた時代です。
店の各テーブルに公衆電話が設置されている喫茶店があり、繁盛していたのを記憶しています。
携帯電話を保有する前は公衆電話を利用していたので、使い慣れているつもりでした。
いざ公衆電話を利用しようとしたのですが、さすがにテレホンカードは持っていません。
更に、電子マネーやバーコード決済の普及が進み、小銭をほとんど持ち合わせていません。
1枚だけ持っていた100円玉を公衆電話のコイン投入口に入れ、ダイアルをピッポッパッ。
ようやく連絡先と繋がり、挨拶の後に話を始めようとしたら、直ぐに通話が切れてしまいました。
後で調べたところ、遠方への通信は10円で8秒、100円でも80秒しか通話ができないようです。
慌てて駅の自動販売機に行き、千円札で飲み物を1本購入し、小銭を用意してから再度電話ボックスへ行き、ピッポッパッ。
内容も重要な案件であったため、長い通話となり、100円玉がどんどん無くなっていきます。
公衆電話を利用していた当時は、10円でも数十秒は話せた記憶があったので、超~ビックリしました。
公衆電話の役割
大規模な災害が発生した際などに、携帯電話が繋がりづらくなり、公衆電話は比較的に安定した通話ができるとして利用されています。
利用者が減り、撤去が進むのは分かりますが、緊急通報など地域の安心も担っていますので、できる限り残して頂けたらと思います。